嗚呼、素晴らしきニャン生

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1:これは可愛いお嬢さん 真っ白な毛がとても素敵ね こんな月が綺麗な夜は 僕と一緒に遊びませんか? ニャン生は一度きり 楽しむが勝ちなのです あなたを縛る首輪は 噛み千切ってあげましょう 野良猫はニャンニャンニャ 魚くすれてハト追いかけて 昼間は働く人間を 尻目に屋根の上で夢うつつ あなたも自由にニャンニャンニャ 素敵な仲間も紹介しましょう さぁ、その窓を開けて 飛び出すのです! 2:これは気ままな野良猫さん 暗闇の中目だけが光ってる 随分口が上手いけど 私はバカな女じゃないわ ニャン生は一度きり だからこそ飼われるのよ ブランドの首輪の価値が あなたにはわかるかしら? 私は優雅よニャンニャンニャ 美味しい食事にふかふかベッド 水はちょっぴり苦手だけど 毎日シャワーだって浴びれるの それに比べてニャンニャンニャ あなたは誰に守ってもらうの? 明日車にひかれるかも 知れないじゃない! そんな強気なとこも 素敵です 一層あなたを好きになりました。 あら正直ね でもそんなやり方じゃ、 ココロ揺らがないわ 僕の夢はニャンニャンニャ いつかはこの街を飛び出して はるか北の国に旅して オーロラをこの目で見ることです そこにあなたがニャンニャンニャ 居てくれたら素敵でしょ… だけどそれは叶わないらしい… 生き方はニャンニャンニャ そう簡単には行かないの それに私を飼っている 女の子を一人に出来ないわ 話の途中よニャンニャンニャ あらもう行っちゃうの? ねぇちょっと!! 明日もここに来ていいのよ 待ってるから…
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