お手を拝借。

::１::

「ここはどこだろう」

この言葉を発するのは何度目だろう

俺はずいぶん長い時間ココにいる。

摩訶不思議な現象が続いた現況は多分あの日の目覚めだろう。

いつもなら叩き起しに来る腐った姉はすやすやと寝ていた。

いつもなら空いてるはずの自転車の鍵がかかっていた。

鍵だけ盗むとは陰湿な・・・。

まあ鍵をかけてなかった俺も悪いから仕方ないと、この日は走って学校へ向かった。

いつもなら滑るはずない廊下がなぜか濡れていて盛大に滑った。

そして帰り道。バイトへ向かう俺の足元から突如、地面が消えた。

目線の先は空。何故か高層ビルの屋上から足を離したあたりに居た。

で、重力はしっかりと働いていているわけで俺は落ちていった。

こればかりは訳が分からなかった。

まあ見事に地面に叩きつけられ即死。

警察さん方は自殺としたんだろうね最近流行りのアレとか

そんで気づいてからずっとこのなんにもないとこにふよふよ浮いている。

暇は好きだけどここまで暇になると何もすることがなくなる！！！

おかげで空中クロールできるようになっちゃったし・・・・暇だよパトラウィッシュ・・・・・・・・。