お手を拝借。

::１::

「その代わり文句言うなよ！！？センス皆無だからな！！！！在り来りだからな？！！！」

「お前が付けるならなんでもいいわ」

ひゃーーーーーー鳥肌たった！！！！何これ！！！！！そういうセリフは好きな奴に言いなさい！！！！！俺に言うなアアアアアア！！！！！！

「・・・じゃあ・・・白いしシロ・・・は似合わないな・・・ビャク・・・とか・・・？」

「ビャクか・・・、ふうん。お前にしてはまあまあじゃねえの？」

お俺の頭をわしゃわしゃと撫でながらさっきとは一変して安心できる微笑みを向けられた。

「・・・ーーーっ！！！」

なんだろうか！！！褒められることにも撫でられることも経験が少ないからかな！！！っすっっっごい恥ずかしい！！！！！！！

「んじゃあアオイ、後ろ向け。」

「ふおへ？！なんかとてつもなく嫌な予感しかしない！！！」

無理やり振り返らされ、ビクビクと何もない真っ白な向こうを眺めてると

バキボキグッ・・ズボッ！！！！

ひいいいいいいいいいなんかめっちゃ変な音なってる！！！！！何怖い！！！！！

「ちくっとしますよーーーー」

「しちゃいやあああああああああああ！！！！！！！アッ」

ほんとにちくっとし、何かが背中に刺さった。

なんだろう・・・気持ち悪い・・・っ

ぐらぐらと揺れる景色。

「いってらっしゃい。」

ビャクニーサンの声と共に、景色がシャットダウンした。