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流れる景色。
数万年もの、記憶
俺はすぐに気づいた。
これはビャクが生きてきた記憶だ。
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ぼやける視界、揺れる緑色の景色。
「ん・・・っ?」
「お、起きたか」
動きは止まり、見上げると近くにはビャクの顔が。
「・・・・・顔・・・・顔?!!!!!!」
「ククッ・・・おはようアオイ。」
やっと状況把握した!!!!お姫様抱っこ!!!!なにこれ恥ずかしい!!!!!!下ろせえええええええ!!!!!!!
「ほれ」
「ッフゲラ!!」
落とすことはないだろ・・・っ!!!地面とぶっちゅーしちゃったじゃないか!!!!!
「どうだった?」
「なにが・・・」
顔についた土を払い、んこ座りで視線を同じにしてきたビャクを膨れながら睨む。
「クッ・・・アホ面・・・っクハハハ!!」
こいつ絶対埋めてやる・・・っ!!!!!
「ヒーーー・・・っ何がって、夢の国の感想だよ、ブッ」
「笑うなら笑え!!!!耐えるな馬鹿!!!夢の国トラウマになりかけたわ!!!なんだあの創造神!!!!!」
俺様ナルシストとか怖い!!!!!しかもホモかよ!!!!!!!!
「ふっまあちゃんと見れたんなら大丈夫だ、お前の中に俺の片翼突っ込んだからな。俺の力半分こだ、ありがたく思えよ?」
「あの音って羽むしってた音だったんだ!!!納得だわ!!!想像しただけで痛いわ!!!!!!馬鹿じゃねえの!!!!」
「大丈夫だ。二、三度魂でそうになったがなんとかなった」
「一番出ちゃダメなとこだね!!!怖いわあんた!!」
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