New Year's Eve

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恵佑『でもさ、前にもこんなことがあったよね?(笑)』 玲菜『あったっけ?』 恵佑が玲菜に話しかける。 恵佑『まだ付き合ってない頃だけど玲菜が体調崩して大学から俺がおぶってきてさ(笑)♪』 玲菜『あぁ~!!あったね!懐かしいね(笑)あのと………… えっ…』 私はすぐに思った。 なぜ… 記憶を失う前のことを知っているのだろう。 その時はあっちゃんやとも、翔平から聞いた可能性もあったのにその事はまるで眼中になかった。 恵佑『ん??』 玲菜『な…んでそのこと知ってるの?記憶……』 そして私はいきなり抱き締められた。 恵佑『ごめんね。心配かけて。もう心配かけないと思ってたのに…』 私の溢れてくる涙で恵佑の服が少し濡れる。 私は首を横にふった。 恵佑『でも、俺は玲菜の側からは離れないから。』 私は首を縦にふった。
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