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「何っ……これ…」
章が学校に行くと、章の机は廊下に出されとって、机には酷い事が殴り書きされとった
「章ちゃん、気にする事ちゃうよ。ただのひがみやから」
友紀ちゃんは章が来る前から机の落書きを消してくれとって、友紀ちゃんは少し汗をかいとった
今は夏真っ最中やから、消えない落書きを消すのにも汗が出るほどの気温やった
「友紀ちゃん…ごめんねっ……」
「何で章ちゃんが謝るんよっ。HR始まるまでに消せるだけ消そ?」
「ありがとうッ……」
友紀ちゃんの優しさに、ぽろぽろと涙が零れてきた
「泣かんのっ!泣いてたって何にも始まらんやろ!」
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