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「大倉せんぱっ、」
俺は資料室に入って章ちゃんを抱きしめた
「章ちゃんごめんな…」
「え…、?」
「守ってやれんかった……」
「大倉先輩は来てくれたやないですかっ……」
章ちゃんはニコッと笑った
俺は胸が苦しくなる。痛くなるような感覚に捕われた
「章ちゃんは…こんな俺でも良い?」
「え…?」
俺は、章ちゃんが好きや
初めての気持ちに初めての感覚
章ちゃんを見ると胸が苦しくなって一緒にいたいと思う
これは初恋
「女遊び激しいとか、女をものとして見てるとか、…そんな噂ばっかり流れとるし、実際本当の噂もあるけど…俺、章ちゃんが好きや。めっちゃ好きやねん…」
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