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放課後なって、もう皆が帰った時間
俺と安は二人で教室にいた
「安、俺もう行かな」
俺はそう言って教室を出ようとした
「おーくらっ……」
-行かんで-
「安…?」
安が俺に後ろから抱き着いて来て、言った
「ずっと大倉が好きやったのっ…女の子に告白されとる大倉の姿を見るのが嫌やッ……!」
俺は安が言い終わる前に安を抱きしめた
「んふ。やっと通じ合った」
「通じ合った………って…?」
「俺も、」
安が好きや
そう言うと、安の可愛い目から涙が零れ落ちた
「嬉しいッ……」
「あ、でもあの女の子のとこは行かな」
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