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花方先生はそう言って笑うと、他の生徒のところに行った
「大倉、明日行くんやろ…?」
「そうやなー…」
「寂しくなるな………」
俺がそう言うと、大倉は俺に笑った
「安、帰ろ」
「そやねっ」
俺は気付かない内に大倉ん事を好きになっていった
自分でも不思議なほど、自然と
「安は何するん?」
「んー、まだ決まっとらんなあ…」
「早く就職する場所探さな一生ニートやでー?」
大倉がいつものように笑って言うから、俺は涙が出た
「っ、」
「安…?」
涙がぽろぽろと勝手に流れてきて、俺は俯いた
「泣くなやあっ…」
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