いち

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総「えと、じゃあ俺が魔力を流すから、それを感じて…」 僕「おけ」 ガッシリと総帝の手を掴む 総「うわっ!」 ん?何かね? 総「えと…いきますよ」 ふむふむ… 手先からポカポカしてきたな カイロか しかし……全身ポカポカしてきたのに心臓の位置だけが冷えきっている ふむふむ 心臓がある場所に魔力の何かがあるとみた! これ、ポカポカになーれ! バキッ 何かが壊れる音がして 僕、野菜人並みに髪が逆立っております! 僕「うおー…」 総「ちょ!ロクさん!それが魔力だから!しまって!」 えぇー…楽しいんだけど… しまうのは… あれだろ! 僕「しまいしまいねー(笑)」 ふはっ!マジでできた!! 総「はぁ…今のから考えても魔力量が凄いことがわかるよ」 ブッ! 僕「誰だよwww」 総帝、フード取れてるよ? 総「え?あ!」 慌ててフードを被るが、もう遅い 僕「イケメンだな、流石異世界」 銀髪に紫色の瞳が綺麗な男前、これで家事完璧で世話好きでちょっと変態なら 結婚してやろう うん、主夫万歳!! 「あなた達、いつまで手を握ってるのよ?はやくロクちゃんの魔力をはかりなさい」 僕「あぁそうだった……考えが横にそれるのは僕の悪い癖だな」 総「え?わぁっ!!」 おい、バッ!って手を離すとは何事だ? 僕「僕はバイ菌か何かか?ん?」 総「いや、違っ、女性と手を繋ぐとか…初めてで…」 成る程 僕「僕のことは女性だと思わなくていいぞ、その方が気楽だ」 恋愛なんてしたくない、めんどくさい
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