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「で、それは何処にあるのですか?」
村長は、厳かに言った。
「此処から遠く離れたところに…『太陽の間』と呼ばれる場所がある。其処にその薬はあるという」
「じゃあ、すぐに取ってくるよ!」
俺は即答した。
しかし、すぐに村長にたしなめられた。
「まあ、最後まで話を聞け。『太陽の間』は、此処から遥か西にあるという事しかわかっておらん。しかし、この村から西に向かう道は一本しかない。故に、しばらくは、真っ直ぐ進むしかない。そのうち目印か何かにぶつかるじゃろう。問題は、その薬は、恐ろしい化け物たちに守られているらしい事じゃ。」
然は、それに応えて言った。
「そんな事は、気にしません」
「そうだ!俺たちは今までみっちり長老に鍛えられたからな!!」
俺は、そう、村長に宣言した。
村長は最後に次のように言った。
「お前たちに頼らねばならんとは何とも情けないが、私は村を守らねばならん。頼んじゃぞ。然!闘君!」
こうして、その日は別れた。
数日後
「それじゃ、村長。行ってきます」
「爺ちゃん、行ってきます」
「お前達、達者でな。例の物を持って、必ず帰って来るのじゃぞ!」
「任しとけ!然も俺が守ってやるぜ!!」
こうして、俺、川岸闘と、友人で修行仲間の亜勝然は、その薬を探す旅に出た。
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