まっくらやみ

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まっくらやみ

目と鼻の先にある幸せほど、気づきにくいものである。 もちろん、幸せに気づいていないわけではないけれど、心配される筋合いはないと思っていたし、何より人間不振になっていた自分には、幸せが何なのかさえ、解らなくなってきていた。
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