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いのちゃんを追い出し、 制服に着替えて 下の階に行くと 「だいちゃん、おそいよーっ」 3人がイスに座っていた。 「早く食べよっ」 先食べてたっていいのに.. でも、 そういうところが好き。 「「いただきます」」 「きょーは、俺が 食事当番だったんだよ?」 ふにゃふにゃの笑顔で言う。 「薮の料理うまいなぁーっ」 「それにくらべて...」 俺の方を向いてくる。 ...えっ、なんかした? 「だいちゃんは料理 できないもんなぁー」 今の、胸に突き刺さった 「おっ、俺だって.... 頑張って....」 視界がボヤけて くるのがわかった。 「えっ、だいちゃん?!」 「うわぁー、光最低」 「だいちゃん、 ホラ、ぎゅーっ」 男になってもやっぱり、 中身は女の子だから 弱いんだろうね、 俺、 強くなりたい。
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