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なかなか、 眠りから覚められない、 「...っ/」 ガチャ いきなり、部屋のドアが 空いたかと思うと 「大ちゃん、おきてー」 いのちゃんの優しい声が 聞こえてきた。 俺の腕を掴んで、 起き上がらせる いのちゃん特有の俺の起こし方 「んーっ」 ようやく、夢の中から 目が覚めたけど、 「なに、おねむ?」 からかう彼にムカついて、 頭をこづいた。 「んな、わけないだろ?」 「なら、一人でも 起きてください」 「...それは、、無理」 わかってる。 彼に頼ってしまうことも、 いつかバレてしまうことも、 でも、どうか少しでも 彼の傍にいたいんです。
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