病魔

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先「今は経過を見ないと分からないんだ。でも、裕翔が頑張れば治るかもしれない」 先生は続けて言った。 先「親には病院に来てもらえるように連絡しとくから」 先「今日から入院してもらいます。いいですね?」 裕「はい…」 僕はショックを隠せなかったが、先生は親に連絡をしていた。 親は、病院でボクの病名を聞いて凄く泣いていたらしい。 僕は知っている。母がボクの前では笑顔で振る舞っていたけど…一人になった時には確かに泣いていた。
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