1話 二人の美少女に死の薫り

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「おはよう」 げっ!! マジかよ。もう1人起きちまったよ。俺の右手と繋がっている美結が起きちまったよ。 「朝から彩菜さんとおしゃべりするのがスッゴク楽しかった?」 ヤベェよ。目が笑ってねぇよ。ありゃ、完璧に据わってるよ。刃物とかあったら完璧に俺刺されているわ。 「いや、そういう訳じゃ無いんだけど…」 「それって私と喋るのが嫌だったってこと?」 アンタは黙っててよ。なんて言いたいが…二人とも目が据わってるよ。言えねぇよ。 「いや、そういう訳じゃ無いんだけど…」 「「じゃどっちなのよ!」」 二人から詰め寄られる。 なんか朝から不幸なんだけど。
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