Re.花籠

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                新しい教室には 知らぬ人ばかりで 「どうして同じ組だった女子が 私一人だけなの」と憤ると あのこはわらって 「うちもよ」といった それっきり 綺麗な花に閉じ込められた あのこを黙って見送った あれからもう半年経った ハコに捧げた 花の名前はわからない そんなことはどうでも良かった 駅で食べた安いうどんの くたくたになった不味い麺 そんなことは本当に些細だった                
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