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国立陽賢学園とは、ある敷地に建てられた国立学園である。
内容は一般人からある種の人材を育成する機関であり、人間族、魔族、獣人族、天族と幅広い種族が在籍できる学園。
燐と奏は転校生なので知らないだろうけどここには特殊科もあるんだよ~ と、鈴音が付け足す
「じゃあ私はここでね?」
鈴音が言う
「ありがとう、鈴音」
「鈴音先輩、どうもありがとうございました!」
燐達は鈴音と別れて直ぐに、理事長室へ向かった。コンコン、とドアをノックし、「失礼します」と一言。
「本日転校生として参りました、冬澤・燐です。」
「同じく転校生の冬澤・奏です。」
ペコリ、と一礼 最低限の礼儀。理事長は律儀に立ち上がり、礼をした、そして
「・・・貴方達姉妹の話は聞いてました、初めまして、オルウェス・フラケットです。」
理事長の名前はオルウェス・フラケット 神族であろう、頭は帽子(?)で隠れて分からないが背中に大きな天使の翼を持った女神の初老の女性だった。
「綺麗だね、お姉ちゃん。」
と、奏?
「そうね、とても美しいわね。」
「ありがとう。冬澤・燐のクラスは多種クラスの二年A組になるわね。 冬澤・奏は多種クラスの一年C組ね。それでは、この学園の制服と校章をどうぞ。」
渡されたのは純白に赤いラインをベースにした可憐な制服で、校章は椿の様な魔法花をイメージした八弁花。
「教本類は明日届く事になっています。それと寮ですが、一年寮と二年寮は別れますので荷物は別々に分けさせてもらいました。 確認して下さいね?」
とオルウェス・フラケットは説明をした 更に
「貴方達姉妹の部屋は個室、特に燐さん、貴女の部屋の鍵等は厳重に保管した方が良いですよ?」
とオルウェス・フラケットは何故か謎の言葉を残した。
「それでは、オルウェス理事長、ありがとうございました。」
「ありがとうございました。」
と、燐 続けて奏
「それじゃあね、お姉ちゃん」
「奏もね。」
姉妹はそう言い合って別々の廊下を進んだ。 自分の教室へ。
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