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一限目 -魔導法学-
?魔導法学の教師 デリアラ・ベルボンド -種族は魔族 悪魔らしく頭に角がついており、魔導に関しては一番である- は、燐を視るなり微笑んだ 。何でも魔界の一人娘を思い出すらしい。
いや、微笑まられても・・・
二限目数学教師 盛山・大造(もりやま・大造) 人間族の老人は驚いた。 燐の学力に
「と、こう言う風に式を解いてゆき、最終的には1,3852になります」
「お、おふぅ・・・正解じゃ・・・・・」
盛山・大造はぷるぷる震えて呟いた。「大学問題をいとも簡単に・・・」
「やっぱ燐ちゃんは天才だぁ~」と男子A
「燐様流石ですぅ~」
と女子A?
だが問題が発生。 三限目の現学には教本 -今までは黒板に書いていた物を見て答えていた- が必要になったのだ
「・・・ねぇ」
不意に燐は隣の男子Bに話し掛けた・・・が、
「なななな、何!?」と、真っ赤になって焦る男子B
「良ければ教本を貸してほしいのだけれど・・・」
「いいい、いいよ!」「馬鹿野郎!てめぇのはきたねぇだろうが!!」
そして乱闘に発展。
「・・・ごめんなさい、やっぱりいいわ・・・」
燐は引いた おもいっきり引いた。-夕刻-寮に戻った燐は一応ポストを見た・・・ら、ギッチギチにポストが膨らんでいた
「・・・・ゴミ箱はどこにあるのかしら・・・」
ギッチギチに詰まったポストの中身をダストにINさせ。そして携帯を取り出し、愛する妹に電話する。
「もしもしお姉ちゃん?何?」
「もしもし奏?そっちは大丈夫だった?」
「うん、質問攻めに合ったけどね。」
奏は疲れた様な声をしていた
「今日はもう寝なさい、奏。」
「うん、お姉ちゃん。」
「おやすみなさい、奏」
「おやすみ、お姉ちゃん。大好きだよ。」
「私もよ、奏」
燐はいつもの様な顔からは思いがけない程優しい顔で告げた。それは妹を真剣に思う姉の顔つきだった・・・・・・。
しかしその翌日、ダストBOXは満タンになったのは言うまでもない・・・。
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