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序章 魔法の世界
「ねえ君、俺とお茶しない?」
「残念ですが時間がありませんので。」
そう言うと彼女はペコリと頭を下げた。くしくも男は告げた
「えぇ~!?良いじゃん!いこ~よ!!」
「・・・・・・」
彼女は目を背ける。
「私は、貴方みたいな人は嫌い。ただ、それだけ。」
冷たく言い放った。そして彼女はその場を去った。
彼女の名前は冬澤・燐(ふゆさわ・りん)成績優秀、運動神経抜群、家事完璧でスタイル抜群。街に出たら10人中10人が振り返る程の美少女。唯一の欠点は感情に乏しい。種族は人間族
「燐ちゃ~ん!」「お姉ちゃ~ん!」
後ろから2人の声が聞こえた。燐は振り向き様に身構え、後ろに大きく跳躍した。跳躍した際に長いストレートの髪が頬にまとわりついた。
「ちっ!流石燐ちゃん、見抜いたか」
「お姉ちゃんまた断ったの?」
上から西月・鈴音(さいづき・すずね)SAIZUKIカンパニーのご令嬢で何を隠そう大金持ち。天使の様な癖のない淡い乳白色の髪をセミにしている少女。種族は天族
冬澤・奏(ふゆさわ・かなで)燐の妹で燐とは反対に陽気で天真爛漫で燐とは対照的に濃い藍色をポニーテールにしているが、頭のてっぺんにはアホ毛が飛び出している。種族は人間族
「何で気付いたの?」
「・・・ならばその、ワキワキしている手を見れば?あと、奏も何でそこに居るの?」
鈴音は「あちゃー」と呟いた
「だってこれで11人目だよ、街人にナンパされたの、ふってるけど。」
奏が言った
「私は興味の無いだけ、それに生活にも要らない感情だし。」
「ほほ~う、そのわがまま豊満ボディが勿体ない!!」
ガシッ!! と鈴音の両手が燐の胸にくっついた。そして鈴音の両手が巧みにその豊満な胸部を撫で回す。
「こら鈴音、いい加減に・・・・」「良ではないか~良ではないか~・・・はっ!?燐ちゃん、まだ育ってる!」
もみもみ・・・
「はいはいそこまでにしましょうか、先輩。ここは街中ですよ?」
奏の仲裁により強制終了、そして学園に向かう
「奏、行くわよ。」
「はーい。」
「ま、待ってよ~」
上から燐、奏、鈴音の順。彼女達は学園に向かった。国立陽賢学園へ
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