序章『漏洩』
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「軍の内部・・・」 「それも、かなりの“高官”がクロノスと手を組んでいたとしたら―」 「存在を秘匿することは可能だ」 そう男は言うと、ビール瓶の中に残っていたビールを飲み干し・・・。 それをカウンターの上に置いて、上着の内ポケットから一枚の紙を取り出した。
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