序章『漏洩』

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「このメールの断片から、クロノスという商人が“フェルズアイランド”に居ることと―」 「クロノスの存在を意図的に消したのは、軍内部の人間だということが分かった」 「・・・念入りに破壊されたデータの中からサルベージできたのは、この2つの情報だけだ」 「残念ながら、肝心のメールの発信者を特定できず・・・」 「そのせいで半年も動くことが出来ず、そちらに“依頼”するはめになった」 男は言った。
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