アンドロイド

3/3
前へ
/5ページ
次へ
 科学者Xは少女の身体からチューブを取っていく  そして最後の一本を取り終えた          ――瞬間      「おはようございマス」  少女のheartが動き出す  そして言葉を発する  声は少し機械っぽいが、優しい澄んでいる声だ。  「お……俺の事が分かるか??」  科学者Xは恐る恐る少女に問いかけてみる。  「ワタシを造った主です」  少女は科学者Xを少し見て答えた  表情はまだなく、言葉の強弱もない少女  科学者Xはそんな少女に自分の着ていた白衣を掛ける  「寒いだろう…………こっちへおいで」  少女の手を引く  「ありがとうございマス」  「軽く話していいよ」  科学者Xは軽く笑う  そんな科学者Xの顔を不思議そうに見る少女  「…………??」  科学者Xは少女に気づいた  「なんで笑ってるんデスカ??」  「……ダメかい??」  「イエ…………」  少女の顔は少し悩み顔になる  「……深く考えなくていいよ。 ゆっくり覚えよう。」
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加