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エリス「冗談は置いといてね、このコーラを今日までに消費しなきゃいけないのよ」
妹「なんだ、それだけのことであんな馬鹿みたいにはしゃいでたの?」
トムソン「半分くらい正解だな」
エリス「満点の正解じゃないの?」
兄「お前wwww」
妹「とにかく全部飲めばいいんでしょ?あたしコーラ好きだし」
兄「言ったな!?蜜柑言ったな!?全部なくすんだからな!!オカマ先生のためにも!!」
妹「誰のためって!?」
兄「エリス!蜜柑のコップ!!」
エリス「はいはい」
妹「スルーかよ!」
返事をしたにも関わらず、エリスは一向にその場から動こうとしない。
だから自分でとりにいこうと食器棚に視線を向けたら、また『それ』がそこにいた。
存在を否定しようと、一生懸命忘れようとしていたものが。
妹・兄・トムソン「ぎゃぁぁぁぁぁ!?人形が動いてるぅぅぅぅ!!」
エリス「え、蜜柑ちゃんを驚かしたかっただけなのに」
どうやら、あたしだけが知らない怪奇ではなかったらしい。
しかも、エリスの仕業っぽい。
兄「え!?お前がなんかしてんの!?お、お化けかと思たお・・・・・・」
トムソン「この人形、手足胴体に糸がついてる。なんだ、そういうことか。これで動かしてたのか」
エリス「そうよ。はいコップ」
妹「あ、どうも・・・・・・じゃないよ!この空気でなにそんな落ち着いてんの!?」
エリス「だって私の仕業だし」
妹「そうなんだろうけど!!こう、なんていうか」
兄「さらっと流すなよ!!マジびっくりしたんだかんね!?お前の特技喧嘩だけじゃないの!?」
妹「そうそう!!流すな!!・・・・・・え、待って!喧嘩が特技!?」
エリス「まぁこれは、頑張ったのよ」
妹「努力の力すごい!!それにしても器用過ぎだろ!!生きてるみたいだった!!というか喧嘩て!?」
エリス「もうやりたくないけどね、こんな精密な動き。蜜柑ちゃんの驚いた顔が見たかっただけだし」
妹「あたし脅かすのにどんだけ必死だ!!ねえ!だから喧嘩って何なの!?エリスさん不良なの!?」
うわ!ビックリしすぎてさん付けになったw
兄「そろそろコーラパーティー始めyぐげふぅぅ」
妹「お前のせいで頭ん中パニック状態なのにさっきからスルーしてんじゃねえよ!!鳩尾踏みつけんぞ」
兄「もう・・・・・・踏んでる、コーラが出て、くるおwwぐへへwww」
妹「何笑ってんの?キモい」
トムソン「キモいぞ」
エリス「キモいとは言わないけど、気持ち悪い」
兄「結局キモいんじゃんか!」(´;ω;`)ブワッ
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