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あ、この二人は生徒会とは何も関係ないおwww
何か仲良くなって、ついでに色々手伝ってくれる暇人だおwwww
か、勘違いしないでよねwww
別に1人でも大丈夫なんだからねwww
「くそぉ!何で俺が穴掘ったってバレたんだ!?」
「だからやめた方がいいって言ったのに。堀井君はホント小学生みたいなことしかしないんだから」
昼休みの時間、落とし穴を作っていた犯人が、自分で作った穴を埋めるのを手伝ってもらっていた。
堀井「うるせぇよ!なんでこの俺が昼飯食う時間潰してこんなことしてんだ!」
手伝い「自業自得以外のなんでもないだろ。手伝ってる俺の身にもなってよ」
堀井「自業自得じゃねー!!あの会長のせいだろ!こそこそチクりやがって!!ジャンケン全敗のぼっち生徒会のくせに!あーぶっ飛ばさなきゃ気がすまねえよこれ!!」
手伝い「やめときなって。会長の傍にはいつも、魔女がいるんだから・・・・・・」
堀井「・・・・・・いや、ヤツが便所とかで1人の時に」
手伝い「身体でかいくせに、心も肝も小さいな」
堀井「うっっせえ!!!!テメェ俺を誰だと思ってんだ!?もういい、お前殴ってスッキリしてやるから!!てか殴らせてえええ」
手伝い「ちょっ早まんないで!?俺が悪かった!!」
ガサガサ
堀井「・・・・・・ん?」
手伝い「・・・・・・あれ?どうかした?」
堀井「いや、今顔見知りの新入生がいたからな・・・・・・いいこと思い付いたぜ、へへへ・・・・・・」
コミュ症のため、いつも通りぼっちに近い生活を送ったあたしは、少し困っていた。
今は放課後で、クラスにいた生徒のほとんどは部活に行ったり帰宅したりして、教室に残っているのは、自分以外に1人だけだ。
そして、あたしが困っているのはコイツが原因だ。
今井「・・・・・・ブツブツ」
今朝あたしにぶつかって、会話しようとして逃げていった草みたいな男子が、顔を青くしながらブツブツ言っていた。
気がついたらこんな状態だった。あれから1度も目すら合わせていないけど(合わせる人もいないけど)。
困っているというのは・・・・・・こいつがこんな病んだ感じになっているのは、今朝のあたしの顔のせいなんじゃないかと思っているというわけだ。
いや、でも、だとしたら申し訳なさを通り越して相当傷つく。
トラウマ?トラウマになってんの?あたしの顔が!?
生きててごめんよパトラッシュ
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