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今井「・・・・・・ブツブツ」
う、うぅん
あたしのせい?
これ本当にあたしのせい?
もうこれ絶対ヤバイよ!
引きこもりの手前だよ!?
あたしは自分のせいでないと願い、そして自らの顔は少なくとも人間であると信じて、今度はあたしからその草みたいな奴に話しかけた。
妹「おい」
今井「うわあぁぁぁ!?」
妹「・・・・・・」
顔意識し過ぎて態度のこと忘れてた\(^o^)/
自分でも分かるくらいドスい声でた。
お前もビックリしすぎ!
実はお前のせいで心臓が跳び跳ねたんだぞ!
今井「あ、ご、ごめん!ちょっと考え事してて・・・・・・」
どうやら我に返ったらしく、顔が本来の色を取り戻していった。
あたしが原因じゃないのか?
まだ自分の顔に希望が持てるよ、パトラッシュ。
妹「自殺志願者みたいな面でブツブツ言ってんじゃねーよ。キモい、目障り」
うわぁぁぁぁ!!
あたしぃ!?やめろぉぉ!!
いい加減自重しろぉぉぉ!!
今井「ひぃぃっ!?ごめんなさいっ、生きててごめんなさい!!生まれ変わったらシャーペンの芯の最後まで使われずに捨てられる部分になりますので!!食べないで!!」
妹「・・・・ぇ、は?」
こいつ、つか他の人もだけどあたしの姿どんなふうに見えてんだ?
んでまた逃げたし。
顔を意識した意味も皆無だったし。
あたしが悪いんだけどな?男としてどうなんだよ。
女子の顔見て尻尾巻いて逃げて。
真っ先に虐められそうな奴だわー
知らんけど。
まぁ、あの病み期はあたしのせいじゃなかったということでいいよな?よし。
あいつ、あたしと違った意味であんま友達いないよな。
メンタルとか、気が弱そうだしな、お兄と一緒で。
こんなとこに居ても仕方がないので、教室を出ることにした。
外からは野球部やサッカー部の声が聞こえ始めていた。
そういえば、お兄はこの時間なにしてんだ?
いつも、『生徒会っぽい仕事ないわーww』とか言ってるくせに、帰りは早くないんだよなー。
よし、生徒会室行ってみるか。
教室だと喋る人がいないから、そろそろ誰かとちゃんと喋りたいし。
久々にあの二人の顔も見たいし。
って違う違う!
1人が寂しいとか、お兄たちに会いたいとかじゃないし。
喋らなすぎてアゴが疲れただけだし。
あたしは誰もいない教室を出て、生徒会室に向かった。
妹「行ったことないから場所わかんない」
おしーえてーおじいーさん~♪(泣)
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