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「さて、クラスが掲示されている紙は何処にあるんだろう?」
(ちゃんと探せよ?)
急にドラが話しかけてきた。そうだった、コイツいるんだった
「わかってるって。ところで、さっきなんで会話に入って来なかったんだ?」
(俺が会話に入っても結果は変わらんからな)
「会話に混ざるのがめんどくさかっただけだろ?」
などの会話をしていると、大きな紙を見つけた
「おっ、あったあった」
僕はまずはAクラスから確認していった
ウチの学校は1年から2年などに上がる際に、振り分け試験というものを行い、A~Eクラスに選別される。つまり、成績が良ければAクラス、悪ければEクラスとなる
(俺が勉強教えたんだからちゃんと良いクラスに入れたんだろうな?)
「まぁ見てろって、そろそろ俺の名前が見つかるはずだ」
俺はそう言いAクラスを見終わった
まぁ流石にAクラスは行き過ぎだったか
そう思い次はBクラスを見た
しかし、
…あれ?
Bクラスにも名前が無かった。それどころかC、Dクラスにも名前がない
「………」(………)
僕とドラは恐る恐るEクラスを見た
文月一輝…Eクラス
俺の心の中の何かが音をたてて崩れていったような気がした
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