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動力は電気?、当然この車が生産された当時のものではなく、エンジンを換装しているようで、違和感を感じる程静かだ
ボブに頭を下げ、倉庫の中の暗闇から表へ
容赦なく照りつける日差しが、今が昼間なのだと教えてくれている
そのとき・・・
ドギャー、ギャギャギャ
ババババババ・・・
ダンプが2台倉庫のコンテナの壁を突き破ってきたかと思えば
荷台から迷彩服の奴らがウージー銃を乱射!
パラパラと音は軽いが破壊力は凄まじい
車のボディは防弾なのか、弾をはじいて傷も付かない
だが悠長に構えて囲まれればしゃれにならない
ギャギャギャ
啼いたタイヤが白煙を上げ、奴らにつっ込む
中央突破で、2人ほど蹴散らし、急いで長い直線を探す
この重い図体で100マイル出すのなら
300mは必要だろう
道を探して走っていると港に出た
よし、ここなら・・・
一気にアクセルをべた踏みして加速する 電気だから静かだったのだが、さすがにキーンというモーター音が凄まじい
一気にメーターの針が跳ね上がる
前から軍の装甲車が群れを成している 一歩間違えば突っ込んでOUTだろう
80マイル
90マイル、もうチョイ・・・
98・・・100、今だ!
「ゴオオオオオオオオ!!!!!」
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