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ここは、神々が住む世界『エルドラン』
様々な神々が集いし場所。
この世界には人も動物もいない....しかし、人の世にはいない『龍』と『神』がいて、6000年の平穏を保っている。
龍はエルドランの各地に村を作り生活している。神々の導きを受けて....。
エルドランの中心部には1柱の塔かある。ここは、『裁きの塔』。
その最上階で神々は会議を開いていた。
会議室は中世のヨーロッパ貴族のホールのようで、中心には楕円形のテーブルが、その一番奥には、禍々しいほどの光を放つ男がいた。
男の顔はやや、年期が入っており老けてみえるが、その体はガッシリと力強く、蒼い瞳は全てを見通しているかのように鋭い。男は口を開いた。
男『エルドランに集いし神々よ、我が名はゼウス。この集いの進行を務める。さて、集まってもらったのは他でもない』
『何か問題でも?』『我々が手を焼くようなことがあるはず無い』『きっと.....説教か何かだろう』
口々に話し出す神々。次第に声が大きくなっていく。その時、ゼウスが睨んだ。
場は静かになっていく。
ゼウス『..........よし、話をするぞ。この世界には龍がいることは知っているな?奴らは我々の家畜同然だ。そこで、我々はこの6000年の間、密かに計画してきたことがある』
ゼウス『それは、龍を実験台に異世界に移住できる薬(天聖)を完成させることだ!それには、この世界の全ての龍の命が必要だ......分かるな?』
ゼウス『そこで諸君には手伝って貰いたい。これは、他言無用だ!いいな?』
神々は生唾を飲み、怯えながら了承した。
ゼウス(これで我が目指す神の世界へ近づいた。ククク.......。)
怪しげな笑みを浮かべたゼウスと神々は準備を始めた。
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