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プロローグ
ーーー「…んだよ、これ!こんなの聞いてないぞ!」
そう呟きながら、俺は町の裏路地を一人走っていた。
「とにかく、隠れるとこを探さないと…!」見知った町の中でも、知らないところは沢山あり、走って酸欠気味の頭の回路を必死に繋ぐ。
「ここなら、大丈夫か」
やっと見つけた暗く、狭い隙間。まるで自分のおかれている立場のような、そんな場所。
「…まじで訳がわかんねぇよ…」
俺はなぜこんな事になってしまったのかを、経緯を確認するも、全くと言っていいほど心当たりはなかった。ーーー
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