プロローグ

1/1
前へ
/45ページ
次へ

プロローグ

ーーー「…んだよ、これ!こんなの聞いてないぞ!」 そう呟きながら、俺は町の裏路地を一人走っていた。 「とにかく、隠れるとこを探さないと…!」見知った町の中でも、知らないところは沢山あり、走って酸欠気味の頭の回路を必死に繋ぐ。 「ここなら、大丈夫か」 やっと見つけた暗く、狭い隙間。まるで自分のおかれている立場のような、そんな場所。 「…まじで訳がわかんねぇよ…」 俺はなぜこんな事になってしまったのかを、経緯を確認するも、全くと言っていいほど心当たりはなかった。ーーー
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加