ep.4

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こんにちは、秋保です。 先日、俺が暴走して勢いで思いを告げてから1週間が経ちました。 好きだと言ってしまったときはもう終わったと思ったけど、なんと両想いだったみたいで…。 晴れて恋人になったんだけど……。 思い返してみるとすっげぇ恥ずかしい。 この1ヶ月見事に恋する乙女だった自分が恥ずかしい。 それに比べハルは余裕たっぷりで……。 6つも年下のくせに。 そう思うと何となく素直になれなくて、それにこっちばっかり好きみたいでなんとなく歳上のプライドが甘えることを許さない。 「あーきさん。なんでそんなに離れて座るんですかー?」 ハルが甘えた声でいってくるけど恥ずかしいんだから仕方ない。 答え方もぶっきらぼうになる。 「うるさい三枝。テレビが聞こえない。」 ハルが不満そうにしているがあえてそちらを見ないようにする。 名前だって、前は平気だったのに「ハル」って呼ぶときの自分の声が言い表せないような甘さを含んでいるのに気づいてからは呼べなくなっていた。 なんだか、全部が初めて味わう感情で全くついていけない。 一体俺はどうすればいいんだろうか……。 ハルに見つからないようにこっそりため息をついた。
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