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カーテンのすき間から射し込むひかりで目が覚めた。
いつのまにか眠っていたらしい。
といっても、明け方まで起きていたのだけど。
完全に寝不足でまぶたが重い。
半分眠ったままの頭で、昨日しっかりと抱いていたはずの温もりを探す。
しかし、手に触れるのは冷たいシーツの感触だけ。
「っ!?」
そこで一気に頭が覚醒した。
飛び起きて時刻を確認する。
8:45
枕元の時計は二時間の寝坊を示していた。
慌ててリビングに行くと、テーブルの上に簡単な朝食と書き置きが残されていた。
仕事に行きます。
朝食作ったので食べてください。
秋保
几帳面な字で書かれたメモを見て、しまったなぁと思う。
朝御飯だけじゃなく、お弁当も準備していない。これでは主夫失格である。
今日の夕飯は秋さんの好物にしようと心に決めて、まずはシャワーを浴びるべく風呂場へと向かった。
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