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「うわっ、こら!
引っ付くな!」
いつものようにあたしはご主人様に抱き着く。
ご主人様は何故か慌ててる。
あぁ、やっぱりご主人様いい匂いにゃ。
くんくん……。
「大っ胆~。
くんくんしてる~」
素早く頭を上げ、魔女はキラキラした瞳でこちらを見ている。
「復活早っ!
面白そうな展開になってきたから反応したんだな!」
魔女の反応にご主人様も反応する。
これは連鎖反応ってヤツにゃね!
勉強ににゃりますにゃ!
「何故わかるかな?」
ぶぅっと魔女はほっぺを膨らませている。
「一応、幼なじみだからね。
優里亜の考えはわかるんだよ。
てか、いい加減離れてくれませんかねぇ?」
ぐいぐいっとご主人様はあたしの頭を押しのける。
にゃんで?
「どうして?
いつも撫で撫でしてくれてるじゃん」
押しのけられた意味がわからないにゃ。
にゃんで撫でてくれにゃいの?
「どうしてと言われましてもねぇ……」
ご主人様は困惑してる。
いつものご主人様じゃないにゃ……。
「ご主人様はあたしが嫌い?」
嫌われたのかにゃ、あたし……。
また捨てられるのかにゃ……。
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