幸せにゃ時間。

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*** あたしは魔女と共に洋館……魔女の館に辿り着いた。 一人にしては広すぎる家。 何故か魔女は屋根裏部屋にいた。 黒いカーテンで外界をシャットアウトしている。 ぼんやりとランプの光が部屋を照らす。 部屋は不気味な置物がごった返しになっている。 にゃんか……。 猫が言うのもあれだけど、あまり居心地はよくにゃい。 「んふふ~。 ちょっと失礼」 キョロキョロするあたしの首からするりと首輪を外し、変わりに何かをはめカチッとスイッチをいれた。 「何するのよ! それはご主人様が誕生日にくれた大事な首輪よ! 返して!」 あたしは魔女に飛び掛かる。 あれ? 自慢の爪が……ない? ていうか、ふさふさの毛はなくなりツルツルになっている。 「おぉ! おぉ!」 あたしを見て魔女は歓喜を上げた。 「何これ? 気持ち悪い……」 あたしは混乱している。 自分の置かれた状況が全く把握できない。 「ジャスティス、君は人間になったんだよ。 ワシの素晴らすぃ~発明した首輪でね」 そう言って魔女は大きな鏡を持ってきた。 鏡に映るあたしは見慣れないせいか不気味に見えた。 「ねぇ、魔女。 あたしの言葉わかる?」 思い切ってあたしは魔女に尋ねた。
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