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「朝からずっと考えてたんだ。疾風幹部の普通なら分からない細かな情報をやけに知ってるし、短いスカートばかり気にしているし、体型は違うし、胸に詰め物してるのか?って疑うほどだった。でも、あの緋英さんの態度で確信した。緋英さんが、妃芽子なんかに気軽に声などかけないからな。おまけにカケしたとか、絶対に考えられねえ。そこまでして、今のあんたに話しを合わそうとしてた。異常だよ。なあ……あんた何モン?」
「……」
「答えねえんなら、このまま、あんたを犯すよ。ブラウスビリビリで、胸丸見えなんだよ。目隠しされた、あんたには、見えないだろうけど、男には制御不能な状態になってんの」
アツシの言葉は、ヤケに冷たく、朝話した時のトーンと全然違うものだった。
好きな妃芽子のふりされて、わたしを敵対しているんだ。
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