わたし、拉致される

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そして バキッ バキッ わたしのお腹に二回ほど蹴りを入れた。 「グゥッ!グゥッ!」 声が出てしまったが、ウエストに何重にも巻かれたスカートのお陰で音ほど痛みはなかった。 「これで、もう一回。気、失っただろ?」 「ああ。あいつ来る前にやっちまおうか?」 「お前……やる気満々じゃねえか」 「いや、さっき担いだ時、結構いい身体してたぞ。妃芽子のやつ」 「そっか?小学生体型だっただろ?あいつ」 「成長期だしね。成長したんじゃねえ?俺、頂いちまおう」
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