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無数の黒い手が目の前に塊となって現れた、そして真ん中より上辺りから白く女性みたいな手を二本出しその手が手を出した穴を広げた
広がった穴には紫色の髪に整いすぎた顔、黒くまるで漆を塗ったような色をした角が有った
蠢く黒い手は白い人の手足に絡みつき服となって“ソイツ”は地に脚を下ろした
「久しぶりだな勇者……いや“元”勇者か、我に負かされて以来か?」
「クーリングオフで」
「この商品はクーリングオフ出来ません。
はい、残念でした。」
「死ね、てめぇ」
見覚え有ると思ったよ、紫色の髪らへんから…
にしても笑えねぇ…って
元だけど勇者が
「魔王召喚とか笑えねぇ」
何だよ神様…其処まで俺を陥れたいのかよ
「良いじゃないか、我とお前の仲だろ?」
「殺し合った仲な」
俺が負けたが、負けて魔王に俺だけ国に帰されて国王に愛想尽かされ俺は迫害、大体全ての原因がお前だよこのアホ
、
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