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まる二日寝たというのに、身体が重くて疲れた。
そんな僕を知ってか、赤いシーツを頭まで被って眠りについた君。
部屋を拭き始める。
これは二度目。
前回は、別れを告げた時だった。
それまで、恋してた。
だけど、少しずつ家にくるようになると、同棲みたいになってきた。
それは束縛に繋がって。
身体が有図を聞かなくなった頃。
別れを告げる。
暴れだした。
はじめてで、どうしたら良いのかわからなかった。
それでも、そんな彼を。
再び、愛おしいと感じた僕の方が狂っていたのかもしれない。
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