出会い。

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ちょっとだけ、親とか。先生とかに。 反対してみたかったんだと思う。 町を歩いていたら、喧嘩はあるし。学校でもみていなかった、淫らな行為もあった。 何もかも、溢れていて、別世界。 その中で、こんなに陰気臭くてダメな僕が絡まれるのは当たり前。 「ねぇ、そこの君。相手してくれない?」 「金くれよ。」 何度も声を書けられたけど怖くはなかった。 不思議なくらい。 だけど、やっぱり 満たされない。 輝いていたように見えた世界は、どす黒く悲惨だった。 だけど、嫌いじゃない。 ここにずっといてもいいかと思わせるような町。 また歩いていたら、場違いな公園があった。 なんだか、吸い寄せられる気分で、近づく。
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