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新月の夜。
館に明かりがついた。
明るくなった部屋の窓から1人の少年が『眠リノ森』を見ていた。
森からは綺麗な歌声が聞こえた。
今日は新月、『眠リノ森』の扉が開く時
さて、館へ来た迷い子をもてなしましょう。
「眠リノ森へ ようこそ。歌を聞いていらっしゃったなら、一つだけ忠告しましょう。
今夜のような新月。眠リノ森の幻には
お気をつけ下さい。
惑わされたら、もう戻れませんから。
まぁ、行くか行かないかはあなた次第ですけどね……」
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