日常と非日常

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「麻子、それ頂戴」 「亜里沙。それって言われても分らないよ」 「だからそれだって」 「だから。それって言われても分らないでしょ」 「もうとぼけちゃって、麻子のおっぱいに決まってるじゃない」 「ひゃ! い、いきなり何するの!?」 「う~む、これはまた大きくなりましたな」 「ちょ、や、やめなさい。怒るよっ」 「それもこれも私が毎日のように揉んでるおかげかな?」 「そんなわけないでしょ。いいから離しなさっ――――んんっ」 「あらあら感じてきちゃった?」 「何笑ってるの。そんなわけないから」 「あ、反抗的なんだ。そんなこと言ってると、下も触っちゃうよ?」 「それだけは亜里沙でも許さな、いっ」 「んふふ、かーわい。このまま家においておきたいくらい」 「ご、誤魔化さない、でよ」 「ごめんごめん。分かってるって。麻子の大事なところは傷付けない」 「な、ならいい……訳ないでしょ! さっきから人が抵抗してるのにいつまで触ってるのよ!!」 「あはは怒った怒った」 「笑い事じゃない! 全く、そんなだといつまでたっても彼氏できないよ?」 「堅物の麻子にいわれたくないなぁ」 「かたぶっ……昔から失礼よね、亜里沙って」 「なんたってお嬢様だもん」 「答えになってないはずなのに納得してしまう辺り、私もおなしいのかな……」 「そうね、おかしい」 「……亜里沙に言われると釈然としない」 「別に悪い意味で言った訳じゃないよ? だって麻子みたいなこーんなに可愛い女の子ってそうはいないもん」
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