サクラサク

3/6
前へ
/25ページ
次へ
しばらくすると、遠くからの視線を感じた。誰かは想像できた。俺は、視線を感じた方を向いた。そこには、昔と変わらない彼女の姿があった。 髪が長くて、みつ編みで、ピンクのよく似合う女の子。今はもう女性と言った方が正しいのかもしれない。 彼女は瞳を潤ませてこちらへ歩いてくる。 ずっと逢いたかった、大好きな人。 自分の鼓動がうるさい。 ここでまた逢えたこと、それが本当に嬉しい。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加