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竜崎の声が聞きたい。 どうしたら話してくれるだろうか? 俺が言わなくてはいけないのは… 「ごめん」 その言葉が自然と口から出た。 「手紙もたくさん書いてくれたのに返事、書かなくてごめん。 あのとき竜崎の気持ち、受け取らなくてごめん。 何回も泣かせて、ごめん。」 俺の目の前は、霞んで何も見えなかった。頬に水が流れた。 「今でも待っててくれてれいるんだよね?」 最後にそう尋ねた。
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