第二章 楽園都市ルミシア

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「ユウは北の方から魔法か何かで飛ばされて来たの? …ここは、 エウレカ最南端に位置するルミシアジャングルよ」 ファリスは更に説明を続けた。 「ここから少し歩いた所に楽園都市ルミシアがあるわ。 私はそこから友人のお使いで薬草を…」 「…ちょっと待った」 ファリスの説明を遮ってまで、 聞かなければいけない事がユウにはあった。 「ここは地球上の何処なんだ?」 「…チキュウ? おかしな言葉ね… ここは先程も言ったけど世界大陸エウレカの最南端にあるルミシアよ?」 ユウにはもはや悪いジョークにしか聞こえなかった。 どうなってんだ? 言葉が伝わってる以上、地球の何処かじゃないのか? 「一つ聞いてもいいかしら」
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