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亮とはもともと同じ中学で一緒にバスケをしてきた仲だ。
「なんか、俺だけ学校ちげーな」
にひっと笑いながら鍋田は体をのばしはじめた。
運動服にきがえた鍋田は白さと細さがよりいっそう目立っていた。
着替えてでるとコートのなかでは先輩らがまっていた。
「取りあえず二年の俺らが相手するな」
へらへらっとした先輩が出てきたのを見て完全になめきってるとわかった。
「おねがっしゃーす」
こっちもてきとーに挨拶をすると試合を始めた。
鍋田はきれいだった。先輩でもかまわず攻め初めてにも関わらず三人とも息があっていた。
結果は俺らの圧勝だった。
二年の弱い先輩とはいえ、勝てたことに先輩らはひどく驚いていた。
「おめーらすげーな!」
その日から俺らは先に部活に入ることになった。
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