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そして、いつしか鍋田は俺のことを「太陽」とよぶようになった。
そして、2人で毎朝朝練にいくようになった。
女好き同士息もあった。
「たいよー。女紹介してよー」
「鍋田こそ紹介しろよー」
不思議と鍋田は高校にはいってから付き合っている人はいないらしい。
圧倒的にモテそうな顔をしているのに理想がたかいらしくすぐにふってしまう。それでも、中学のころは沢山つきあってたらしいが。
「鍋田ー、お前の理想ってどんなんだよー」
朝練おわり2人でジュースをすすりながら聞いてみるとんーと考えて
「断然きれー系だなー。背が高くて細くてスポーツできて、ショート!!」
「具体的すぎねー?」
「たいよーは?」
けらけらと笑っていると聞き返された。
「んー。やっぱかわいー子だな。ふわっとしてさーちいさくてさー、女の子らしー子」
自分は高校はいってからも何人かとつき合ってきた。
「そか………」
「鍋田女子なら完璧だな!」
茶化していった俺に対して鍋田はなにもいわなかった。
「おーい。鍋田ー。ごめん冗談だよー」
「………ほんとだよばか」
そういって鍋田は俺にバックを投げつけると先に階段をのぼった。
「たいよー。罰としてそれもってこいよー!」
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