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時は平成
不況の真っ只中
そんな日本にも金持ちは存在する
♪*::*☆*::*♭*::*♪*::*☆
「あんた!学校行かないの!?」
「うそ!?今何時!?」
たまにやってしまう
アラームなかけ忘れだ
こんな時の人間はすごい
目にもとまらぬ速さで支度を済ませていく
今日は10分で完了
我ながらすばらしい
「行ってきまーす!」
もちろん駅までダッシュ
そういえば自己紹介
私の名前は神崎香織(かんざきかおり)ごくふつうの中学生です
そんな自己紹介をしている場合じゃない!遅刻する!
文面の外と会話しないでくださいBy作者
♪*::*☆*::*♭*::
「間にあった~げほっ!げほっ!」
「アウトだ」
目の前にははんにゃのような顔をした担任が仁王立ちしていた
「掃除してきたらどうだ?図書室とか汚いからな…」
「…………はい」
有無をいわさぬ威圧感に負け私は図書室へむかった
♪*::*☆*::*♭*::*♪*:
「ったく!なんで掃除なんかさせるわけ!?授業はどうすんのよっ!」
独り言とも言いづらいような声で歩く
ガラッ
「………きれいだし……」
私が見たのは分類ごとにきちんと整頓された本棚、ほこり1つ無い机、完璧な図書室だった
「え?なに?帰っていいの?」
「………帰ろっ(家に←)」
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