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ここは、何処だろう…
私は歌を歌うことが大好きだった。
それが私にできることだから。
私はもう一人の私に戻ったはずだ。
だとすれば、ここは彼女の心だろうか?
それでも彼女が音楽の楽しさを思い出してくれるならそれでもいいと思う。
だだ、あの少年にもう一度会いたかった。
けれど、会えないだろう。
「夢を捨てるな」
え?
彼女の声?
いや、違う。
「お前があいつを必要とするようにあいつにもお前は必要なんだよ」
どういうこと?
「こっから先は今まで以上の困難がある。あのバカ一人じゃ無理なぐらいな。」
……
「そんなわけでよろしく頼む。」
あなたの名前は?
「知らなくてもイイけど、まぁ記念ってことだ。」
彼の名はーーーーー
「現実戻し」
その瞬間、私の意識は途切れた。
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