4人が本棚に入れています
本棚に追加
「大罪を犯した魂が唯一救われる方法を知っている?」
開口と同時に投げられた言葉。
ソレは、私が自身の死と同時にアレから最初に投げられた言葉だった……。
救われたければ戦え。
たとえそれが決して救われる事でなくても。
それは、己の犯した罪の代償であり、償う唯一の方法だ。
覚悟があるのならば、自身の罪を償う戦いに身を投じなさい。
ソレが出来なければお前は、一生暗い場所で苦しみ続ける事になる。
さあ、選択して。
覚悟があるのならばこの手を取りなさい。
大丈夫、約束しよう。
向かってくるものに抗うだけの戦う力をあげる事を。
だから、従え、戦え、捕らえよ。
忌まわしき輪廻を拒むモノ共を……。
【死神と神喰】序章 了
最初のコメントを投稿しよう!