序章 【死神と神喰】

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「大罪を犯した魂が唯一救われる方法を知っている?」 開口と同時に投げられた言葉。 ソレは、私が自身の死と同時にアレから最初に投げられた言葉だった……。  救われたければ戦え。 たとえそれが決して救われる事でなくても。 それは、己の犯した罪の代償であり、償う唯一の方法だ。 覚悟があるのならば、自身の罪を償う戦いに身を投じなさい。 ソレが出来なければお前は、一生暗い場所で苦しみ続ける事になる。  さあ、選択して。 覚悟があるのならばこの手を取りなさい。 大丈夫、約束しよう。 向かってくるものに抗うだけの戦う力をあげる事を。 だから、従え、戦え、捕らえよ。 忌まわしき輪廻を拒むモノ共を……。 【死神と神喰】序章 了
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