使い魔召喚?

8/29
前へ
/353ページ
次へ
「ここいいか?」  アレンが持ち前のこみゅ力を発揮する。 「どうぞ……」  ロイはボソッと返事をした。  俺たち三人は適当に席に着く。俺がロイの隣。正面にアレンとアスナといった具合だ。 「俺らさ、奴国とか全然気にしないから。気軽にいこうぜ。なぁルーク」 「ああ」 「あ、ありがとうございます……。でも僕と話すと皆さんに迷惑がかかるので、これ以上関わらない方が良いですよ……」  ほんと体は大きいくせに、心は小さいな。 「大丈夫だって。俺ら強いし。なぁルーク」 「ああ」  さっきから俺に振るなよ。アスナがずっと黙ってるだろうが。 「ていうわけでよろしく。クラス一緒だから知ってると思うけど、俺アレンね。で、この感情の変化が乏しいのがルーク。で、この娘がアスナちゃんね」 「よろしく……」 俺は言った。 「よろしくね」 「よろしくお願いします……」  ロイは言いにくそうに返事をした。アレンが握手をしたので、アスナ、俺の順番で握手をする。俺と握手するとき、まじまじと俺の手を見つめていた。 「ルークさん。凄い手ですね」  ル、ルークさん!? 「さん付けはガチで止めてくれ。敬語もめんどくさい」  俺も使わなくて良いからとアレンが言う。私もとアスナも便乗した。
/353ページ

最初のコメントを投稿しよう!

198人が本棚に入れています
本棚に追加